AMの波形 を改めて見てみた

先日届いた、標準信号発生器の動作確認ついでにAMの波形を見てみた

いまさらAMであるが、されどAMでなのである
実際にAMの送信機を作ってみると、深い変調で歪無しで出すのは以外と難しいのである
(私には…)

当然のことながら、この手の技術は枯れている(成熟している)いるので、メーカ製の機械であれば何ら問題は無いのである (出力は一般に1/4となるが)
改めて、標準信号発生器の波形を観測して参考としたいのであった

IMGP6222
<キャリア信号 電圧値は約0.7V>

IMGP6223
<50%変調のAM波形@400Hz  電圧値は約1V>

IMGP6224
<100%変調のAM波形@400Hz  電圧値は約1.4V>

またAM変調の電力についてであるが波形を注意深く見ると、100%変調場合ピーク時の振幅がキャリア電圧の倍となっている
従って電力であれば4倍となる

通常の100W機であれば、最大電力はどの送信モードでも100W以上は出ない様になっている
従ってSSBの場合は尖塔値(ピーク時)の電力が100Wで問題ないが、その機械でAMを送信すると25Wとなる
AMで100Wの出力を出す場合は、キャリア主力が400W以上のアンプが必要なのである

今更な技術かも知れないが、変調率を維持しながらピークを歪ませずに、綺麗なAM信号を生成するにはノウハウが必要と思う

IMGP6225

<標準信号発生器の変調設定バネル>