たまたま部品箱を漁っていたら、タンクコイルを発見したのであった
これも、大先輩の矢花氏から、無理矢理頂いてきたものである
その昔は、エアーダックスコイルと言うものが販売されていて、そのコイルを切ってタンクコイルに便利に使えたのであるが、もうエアーダックスコイルは販売されていない
送信機とかアンテナチューナなどを自作するには、とても便利であったのだがとても残念である
さて、今回はそのタンクコイルに100pFのコンデンサを繋いで、共振点を測ってみたのである
<ディプメータのプローブコイルと平行して置いた、タンクコイル>
件のグリッドディップメータを使ってみた
動画では音声が入っていないので、若干補足をする
1.グリッドディップメータをコイルと誘導結合する範囲に近づける
2.発振周波数を最小にする
3.発振レベルをメータの1/3程度に絞る
(発振周波数が変化すると発振レベルも変化するため)
4.ダイアルをゆっくりと回して発振周波数を上げていく
5.メータの指示が落ちる所が共振周波数である
深く結合している場合はコイルの距離を離してメータ指示の落ちる値を少なくして測定する
下の動画は、ディプ点のメータの変化を記録している
この例では、比較的DIP点(メータの指示が落ちる点)はわかりやすい
これは、コイルのQが高く共振点と共振点以外のインピーダンスの差が大きいため、メータ指示がはっきりしている
今回の共振点の測定値は約50MHzである
小さななコイルの場合は、DIP点が分かりにくいので、工夫が必要となる測定器である
なお、アンテナの共振点も同じ様に測る事ができるので便利である 是非、今更ではあるが良質なグリッドディップメータを入手して、活用して欲しいのである
色々と、楽しい発見がありそうである