グリッドディップメータ で共振点を測ってみる

たまたま部品箱を漁っていたら、タンクコイルを発見したのであった
これも、大先輩の矢花氏から、無理矢理頂いてきたものである
その昔は、エアーダックスコイルと言うものが販売されていて、そのコイルを切ってタンクコイルに便利に使えたのであるが、もうエアーダックスコイルは販売されていない
送信機とかアンテナチューナなどを自作するには、とても便利であったのだがとても残念である

さて、今回はそのタンクコイルに100pFのコンデンサを繋いで、共振点を測ってみたのである

IMGP5847
<ディプメータのプローブコイルと平行して置いた、タンクコイル>

件のグリッドディップメータを使ってみた
動画では音声が入っていないので、若干補足をする

1.グリッドディップメータをコイルと誘導結合する範囲に近づける
2.発振周波数を最小にする
3.発振レベルをメータの1/3程度に絞る
(発振周波数が変化すると発振レベルも変化するため)
4.ダイアルをゆっくりと回して発振周波数を上げていく
5.メータの指示が落ちる所が共振周波数である
深く結合している場合はコイルの距離を離してメータ指示の落ちる値を少なくして測定する

下の動画は、ディプ点のメータの変化を記録している

この例では、比較的DIP点(メータの指示が落ちる点)はわかりやすい
これは、コイルのQが高く共振点と共振点以外のインピーダンスの差が大きいため、メータ指示がはっきりしている

今回の共振点の測定値は約50MHzである

IMGP5849
小さななコイルの場合は、DIP点が分かりにくいので、工夫が必要となる測定器である

なお、アンテナの共振点も同じ様に測る事ができるので便利である  是非、今更ではあるが良質なグリッドディップメータを入手して、活用して欲しいのである

色々と、楽しい発見がありそうである

投稿者:

miniDATA

その昔PCのBIOS・デバイスドライバ等の開発と機器のファームウェア開発に従事した元技術者(主にアセンブラ)  なぜか、昔のモノが大好きで昭和時代のクルマやバイクに惹かれてしまい懐古趣味全開になりつつある自分が、怖いと感じている 

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