お試しで、この5球スーパーラジオでSSBを無理矢理受信させてみた
BFOの替わりに、SGから455KHzをアンテナ端子から注入して、CWを受信してみる
一応は復調出来るが、なんかイマイチ感だっぷりである
チャピった(CW信号の周波数がキーイン時にズレること)感じの音である
次にSSBを受信してみる
これも一応は復調出来るが、これもイマイチ感だっぷりの音質である、件のホームセンターラジオの方が遥かに良い音である
この原因について仮説を立ててみた
仮説としては、局発の周波数純度が低いのではと思う、局部発振に何らかの信号が混入していると思う
只、この5球スーパーは通信用途ではなく、一般の家庭用2バンドラジオであり、短波を含めた普通の放送受信については何の問題はない
まずは、オシロスコープで局発の信号を見てみるとあまり綺麗な信号ではない、
局部発振の周波数で見てみると、ノイズが載っていそうな波形である
<ノイズが載っている局部発振信号>
<50Hzのハムが載っている波形>
周波数レンジを変えてみると、50Hzで変調された様な波形である
AF段ではハム音は感じられないのが、局部発振信号には50Hzのリップルが載っている
トランスレスなので、電源トランスの誘導ではなさそうであるが、ハム対策が必要であろう
<スペアナで見ると裾が広いが、見た目の異常は無さ気>
スペアナでみると、特に異常は見当たらないので、局発のハム対策で局部発振の周波数純度は向上出来ると思われる
HF帯受信機として使える5球スーパーラジオを目指して対策を考えてみたい