MPLABXでのPICKIT3書き込み電圧の設定

MPLABXとPICKIT3を使って、チップにプログラムを書き込むする時に必要な設定である。

PICKIT3ISCPを使ってプログラムを書き込む

その際に書き込むPICへの電圧は、ターゲット基板から供給されることが、デフォルトでの設定値となっている

変換アダプタを使った場合は電源供給が無いため、書き込み電圧をPICKIT3から供給する様に、設定しないと書き込みが出来ない

そのための設定は以下の通りである

1.FILE-Project Propertiesを選択する (以下のイメージ)

mplabx_1

2.左の項目でPICKIT3を選択し、右のOption categories:でPowerを選択 (以下のイメージ)

mplabx_2

3.Power taget circit form PICkit3のボタンを選択し、OKを押す (以下のイメージ)

mplabx_3

これらの設定で、PICKIT3と変換アダプタの組み合わせで、書き込みが出来る様になる

これは、ターゲット基板の電圧でPICKIT3を壊さないためのプロテクトであるが、この設定を行うために、結構な時間を消費したのも事実ではある

 

 

12F675に書込みをしてみる

マイクロコントローラで何らかの事をするためには、マイクロコントローラ自体のプログラムメモリにプログラムの書込が必要である
PICの場合は様々な書込方法があるが、自分が良く使うのはPICKIT3ICSPからDIPソケットとの変換アダプタである

IMGP5639

(緑の基板がICSP-DIP変換アダプタ)

プログラムコードをアセンブルもしくはコンパイル後に、MPLABXの統合環境からそのまま書込が出来る
コードを書き込んだチップを目的の基板に挿して動作確認を行う事になる
12F675等の8pinチップの場合は、ISCPでポートを使用してしまうので、この方法による書込はリーズナブルと思う

IMGP5640

(8pinPIC用に作った、評価基板)

組込みソフトウェアは、プログラム作成→コンパイル(アセンブル)→目的チップへの書込のサイクルが確実に実施出来る環境を整える事が大切である