盗聴発見器 と 周波数カウンタ の安直な実験

安直なのである
周波数カウンタにロッドアンテナが付いた、盗聴器発見器というモノがネットで販売されている
測定周波数は50MHz~2.4GHzまでと記載されている 分解能も100Hz単位である
うーむ 素晴らしい商品ではないか

であれば、件の周波数カウンタにロッドアンテナを付けて測ってみたら、どんな振る舞いをするかを実験してみたのである

IMGP5748

<写真は件の周波数カウンタにロッドアンテナを取り付けたモノである>

先日も書いたように、周波数の計測は信号源から出力されている周波数を正確に測るのがポイントである
しかし、綺麗な正弦波以外の信号は、様々に周波数成分を含んでいるのである
この辺りは、機会があれば別途書きたいのである
なので、周波数カウンタと信号源を繋ぐ減衰器などは周波数特性がフラットである必要があるのである

さて、今回は固い話を抜きにして、件の周波数カウンタで遊んでみたのである

IMGP5753

<FT-101Eで7.020MHz SWを送信してみた所>

とりあえずFT-101Eで7.020MHz-CWを出してみる
ダミーロードだと、当然の事ながら周波数カウンタは反応しない

アンテナに切替え、混信妨害の確認後に試験電波を出してみる
おぉ、周波数が測定出来ているのである
同調回路も何も無い、インピーダンスの整合だって不明なのであるが、近距離なら図れるものである
自分でもビックリである

IMGP5752

<送信周波数の7.020MHzが表示されている>

ちなみに3.5MHz,7MHz,14MHz,21MHz,28MHzまで試してみたが、21MHz以上の測定が出来なかった
アンテナとカウンタのマッチングが取れていないのであろうか
実験としては面白かった

2000円ちょいで、売っている盗聴発見器は試してみたいものである
部材しても非常に興味がある、個人で自作したらとても部品代が2000円で収まる事はないであろう
大量生産のなせる技である