標準信号発生器 Anritsu MG3602A

標準信号発生器である

オークションで入手して以来、色々と試していたのであるが、今回の購入は成功との報告である

まずは、Anritsu MG3602A 定格の概要
周波数レンジ 0.1MHz~2080MHz
周波数分解能 10Hz  (1040MHz以上20Hz)
出力レンジ -133dBm ~13dBm  (1040MHz以上 -133dBm~7dBm)
出力レベル精度 ±1dB(1040MHz以上 ±1.5dB) *-10dBm以上の時

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<Anritsu MG3602A 全面>

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<Anritsu MG3602A 後面>

以下は実際に使用した感想である
周波数の設定 10キーかダイアルで設定が出来る、この辺りの操作感は問題無し
出力レベル設定 10キーかダイアルで設定が出来る、dBm⇔dBμ⇔μVの変換も操作性は良い

変調設定 変調モードはキーで選択、AM変調率とFMデビエーションは左右キーにて設定するが、解りやすく操作出来る

出力レベル電圧表示時のEMFとPDの切替えについては、マニュアルで確認して特に問題なく切換えることが出来た (慣れると簡単だが、これはマニュアル見ないと解らない)、特にアッテネータ関係の点は心配していたが、一通り動作させてみたが問題点は無く、-133dBm付近でも漏れ等は観測出来なかった

実際に出力をスペアナで確認してみた
スペアナ自体も入力電力の測定誤差が±1dBなので±2dBは誤差として考える必要があるが、スペアナでのレベル確認は問題無しであった
(古いスペアナなのでMAX 1.8GHz)

出力周波数についても問題無しである
通電4時間後1GHzで-700Hz程度である、周波数カウンタ自体の基準信号誤差を考えると問題はない

AM変調波形は、オシロスコープで確認したがとても綺麗である
キャリア出力で-50dB程度の高調波が確認出来たが、これも問題無いレベルである

更に、この標準信号発生器は出力端子に過大に入力を検知すると、プロテクトション機能が働くのである
前日、TS-700を弄っている時にCENTERスイッチとSENDスイッチを誤ってしまった際にも、
プロテクトション機能が動作し事無きを得た
有り難い機能である

この手の、測定器についてはオークションで入手するのに少し勇気が必要であるが
今回はとても良いモノを入手出来たのであった

大切に使って行きたいと思う

SSG が到着したのでお試し

SSG(標準信号発生器)が到着したのであった
この機械は、100KHz~2GMHzまで信号を発生することが出来、AMとFMそして位相変調が掛けられるのである

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<到着した標準信号発生器>

SSGは、特に微弱信号の発生には必需品である
普通の発信器や送信機の等を使う場合、どうしても漏れ電波で微弱信号の測定が難しい事が多い

特に、受信機の感度確認や、トラブルシュートをする時はとても重要である

私も、ハンディ機を缶の中に封入したりしたのであるが、私の技術では中々うまく行かなくなった

また正確なアッテネータによる出力レベルの確度を考えると、SSGは必須となってしまう

いかんせん、個人の趣味で使うものである
本来であれば、校正機関に校正してもらったあとに、使用するのが前提である’標準信号’であるが
そんな財力は無いので、自家で測れる範囲で動作の確認を行っている最中である

とりあえず確認してみた所、基本的な動作はOKである

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<1GHzでの出力レベル確認 良好である>

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<FM変調の確認 デビエーションは2.5KHz>