スペアナ で ラジオ を聴いてみたのである
昔の職場の同僚が、EMI(電子機器から発生する電界・磁界のノイズ)測定の順番待ちの時に、スペアナでラジオを聴いていたと話していたのを思い出したのであった
そう言えば、スペアナは確かに受信機ではある、それも超広帯域であり、受信帯域幅も自在なスーパマシンである (本当か?)
使った事が無いメニューに、DETと言うモノが有った事を思い出したのである
とりあえず、スペアナの入力に適当にアンテナを繋いで、1242KHz付近をスキャンしてみる
ちゃんと、中波放送のスペクラムが出たので、スイープ(周波数のスキャン)をマニュアルに切替え、検波をAMにしてみた
帯域は3KHz
<日本放送をスペアナで聴いた所>
うーん 音が..悪いがとりあえず内容は出来るのであった
ラジオの方が遥かに選局や検波の操作が楽なのである
次に、FM放送を聴いてみた
<FM放送をスペアナで聴いた所>
85MHz帯をスキャンして、検波をFMにしてみた
帯域が広いので、AMよりは聴きやすいのであるが、決して好んで聴きたいと思う音質ではない
とりあえずは、音声かどうかを確認するレベルだと思うのである
普段はスペアナで音を出して見ようなんて思いもよらなかったが、変な事を思い出すモノである
メーカのEMI測定に使うスペアナはとても高価である、しかし超高価なスペアナでもラジオとしての音質は多分悪いと思うのである
やっぱり、この機械は混変調歪がとうしたこうしたとか、スプリアスがどうのこうのとかを呟くのが一番似合っている、汗臭い機械である