オークションを眺めていたら、誰も入札していない5球スーパーラジオを発見
状況は、電源は入り、何らかの音はする 部品取り用にどうぞ とのことであった
メーカは三菱電機 MWとSWの2バンドで、外部入力付きである
当時多かった、トランスレス式の5球スーパである
短波帯は3.8MHz~12MHzであり、今更ながら5球スーパーの実力を確かめてみたいとの気持ちもある
この手のラジオは、その昔よく道端に捨ててあったラジオだった記憶があり、悪ガキだった私はその真空管を手榴弾と言いながら壁に投げつけて遊んだものてある
(今考えると恐れ多いコトである)
小学生の時に、近所から頂いた5球スーパーでBCLの真似事をしたコトがあるが、北京放送と平壌放送位しか受信出来なかった記憶がある
取り敢えず、入札してみるコトにしてみた
上限は2千円としたが
結局1500円で落札し送料が1700円でトータル3200円となった…
うーむ大変微妙な金額である
<届いた 5球スーパ 三菱 5P220>
届いたモノは、オークションの説明通りであった、状況は下記の通り
・電源を入れると、スピーカからハム音はする、従って球のヒータは全球通電している
・バンド切替のスイッチは固着しており切替が出来ない 到着時は外部入力となっていた
・チューニングのツマミが滑って、チューニングが出来ない
・ラジオのアンテナ端子が取り外されている
<5P220 の裏面>
まずは、現況確認で以下の確認をしてみた
・バンド切替のスイッチの軸部分への極少量の給油(CRC-556)でバンド切替のスイッチは復活
・SGで信号を出力して、アンテナコイル付近で結合すると受信は出来た
・チューニング機構はOHが必要であるが、NHK近辺に合わせてアンテナを結合させると受信は出来た
基本機能は生きている5球スーパーラジオであった
この後は、シャシを外して手を加えて行きたい
<5P220のシャシ>
外部発振入力とBFOを付けて受信機風にして遊ぶか、バンドスプレッドを取付けて当時の高級機風で遊ぶか、リビングラジオにするか等々を考えるととても楽しい
暫くは色々と遊べそうである