先日、電通大の調布祭見学をしたのであった
その際に真空管の展示コーナで、VT信管を見せて頂いたのである
<VT信管の電子回路部>
<VT信管の電子回路部>
そもそもVT信管とは何か..
VariableTimerがVTと略されている、電波反射検知の近接信管である
自ら電波を発射し反射電波を捉えた際に、起爆をする信管である
当時は着弾点までの時間を信管にセットして、発射から着弾点の時間で起爆を制御していたが
電波反射検知の近接感知での起爆なので、VariableTimerと名称されているそうである
第二次世界大戦中の超ハイテクであり、この信管の中に4本の真空管が搭載されている
<内部に搭載されていたとされる4極管 大きさは小指大>
恐るべき技術は、この大きさの中に砲弾発射時の衝撃に耐える電子回路の搭載を、可能としたアメリカ合衆国の総合技術である
<VT信管の構造概要である>
<バッテリー部分と連結したVT信管>
このVT信管の現物を見ると色々と考えさせられるのである