偶々、秋葉原に用事が有ったので、ふらっと計測器ランドさんに寄ってみたのであった
何気に店内を見ていた所、中古品でcandoxのケーブルが目についた
スペックは、標準周波数特性DC~30GHz 、標準減衰量0.40dB/m(@1GHz)とのことである
お店の人に聞いたら、当店では測定も出来ないし、スペックの保証も出来ません
それで良かったら、どうぞとのことだったので、購入してみた
(相変わらずチャレンジャーである)
<Cadox 5b-045 >
長さが1.5mなので、0.4×1.5で1GHzの減衰量は-0.6dBとの単純計算となり、2GHzの時に約0.5dB/mなので0.5×1.5で減衰量は-0.75dBとの単純計算である
実際にSSGとスペアナで測ってみたのである
1GHz時は約0.5dB、1.8GHz時は0.7dBとスペック通りである
但し、スペアナとSSGの測定誤差は共に1dBなので、正直誤差の範囲内である
ちなみに、そこら辺に転がっていた1mのRG-58A/UのBNC端子付きだと1.8GHzで-2.5dBであった
(比べては行けないが….)
<特性図>
標準ケーブルは前から購入したいと思っていたのであるが、測定データ付きは目玉が飛び出る程高価なのである
本来であれば、基準となるケーブルであるため測定データ付きを購入するのが筋であるが、趣味と言うことで、データ無しの中古品で我慢である
信頼出来る標準ケーブルと測定するケーブルやコネクタ類を比較することで、ある程度の測定値が把握出来る
較正済のトラジェネ付きスペアナが使える方は、あまり使う事は無いと思うが、贅沢を言えない我が家では必須のアイテムである
コネクタはN端子であるが、コネクタ自体の作りの精密感が高い
我が家で1GHz以上の電波を出せる機械は、無線LANと1.2GHzのハンディ機位であり、殆どこの辺りは弄ることは無い
しかし、ケーブルの特性など知っておきたいことを測れるので便利である
<コネクタ部分>