こだわりガジェット

1994年に発売された、モバイルPCである
これは、PC-XT互換のDOS-PCであり、単3アリカリ電池で20時間位動作した
大きさは、いわゆるポケコンなのであるが、DOSマシンをポケットサイズにしたものである

この後暫くすると、Windows95を搭載したモバイル機が登場するのたが、今になってもこの200LXの方がまともに使えるのであった

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<HP-200LX>

当時は、PCMCIAのモデムカードと出たばかりのデジタル携帯電話で、メール端末として非常に役立った
偶々会社でcc:MAILサーバを導入していた時期であったので、出張には欠かせないグッズであった
搭載メモリが少ないので、多少無理が有ったが空港のロビーで、緊急のFAXを受信したこともあった

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<標準アプリで、ロータス123,cc:MAIL等が付いていた>

ポイントは単3電池で動くので、バッテリ切れになっても何とかなるのが強みであった
当時のモバイルPCは2時間程度しか電池が持たなかった
サードパーティ製の日本語化キットが発売されていて、一通り日本語での使用は出来た

この機械の凄いのは標準装備の電卓機能である
HP-200LXの電卓を使ってしまうと他の電卓は使えなくなってしまう
Solver機能で計算式を登録しておくと、求めたいパラメータ値以外を入力することで一発で計算してくれる
今のEXCELよりも、一個だけの計算ならこの電卓の方が便利である
それは、電源を入れるだけで動くからである

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<電卓内のアブリ選択 金融電卓は未だに訳がわからない事がある…>

未だに、この機械を使っているのは替わりなる機械がないからであった
この機械が発売されてから20年以上の時間が経っており、メール等々の機能はケータイやスマホの方が便利である
しかし、この電卓だけは代替が無いののが困り者である 操作を覚えるまでが大変であるが、操作の規則性を覚えてしまうと他が使えなくなるであった

ちなみに、このHP-200LXであるが当時のDOS版HAM-LOGが動作していた
移動運用の時は、コレを使ってログを取っていた
(但し、字が小さすぎて今は見えない…)

モノ持ちだけは異様に良いのであった

投稿者:

miniDATA

その昔PCのBIOS・デバイスドライバ等の開発と機器のファームウェア開発に従事した元技術者(主にアセンブラ)  なぜか、昔のモノが大好きで昭和時代のクルマやバイクに惹かれてしまい懐古趣味全開になりつつある自分が、怖いと感じている 

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