本物のVT信管を初めて見た

先日、電通大の調布祭見学をしたのであった
その際に真空管の展示コーナで、VT信管を見せて頂いたのである

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<VT信管の電子回路部>

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<VT信管の電子回路部>

そもそもVT信管とは何か..
VariableTimerがVTと略されている、電波反射検知の近接信管である
自ら電波を発射し反射電波を捉えた際に、起爆をする信管である
当時は着弾点までの時間を信管にセットして、発射から着弾点の時間で起爆を制御していたが
電波反射検知の近接感知での起爆なので、VariableTimerと名称されているそうである

第二次世界大戦中の超ハイテクであり、この信管の中に4本の真空管が搭載されている

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<内部に搭載されていたとされる4極管 大きさは小指大>

恐るべき技術は、この大きさの中に砲弾発射時の衝撃に耐える電子回路の搭載を、可能としたアメリカ合衆国の総合技術である

IMGP6161

<VT信管の構造概要である>

IMGP6157

<バッテリー部分と連結したVT信管>

このVT信管の現物を見ると色々と考えさせられるのである

投稿者:

miniDATA

その昔PCのBIOS・デバイスドライバ等の開発と機器のファームウェア開発に従事した元技術者(主にアセンブラ)  なぜか、昔のモノが大好きで昭和時代のクルマやバイクに惹かれてしまい懐古趣味全開になりつつある自分が、怖いと感じている 

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