5球スーパーラジオでSSBを受信してみる

件の5球スーパーで無理矢理SSB受信にチャレンジしたみた

SSB受信前の対策として、局部発振の信号にハム音が乗っていたのでその対策を行った
これは通常のAM放送受信では全く気付かないレベルであるが、中間波にビートを掛けると見事に音が濁るのであった

電源の平滑回路のブロック電解コンデンサーの容量減少の対策として、平滑回路の1.5KΩ抵抗以降に電解コンデンサを追加してみた
対策後は、局部発振信号のリップル分は大幅に減少することが出来た

局発のリップル対策

<局発のリップル対策でコンデンサを追加した箇所>

今回は、アンテナ端子からBFOとして458KHz453.5KHzをSSGから注入した
SSGをBFO代わりに使うと、信号レベルや発振周波数を詳細に調整出来るので、非常に具合が良い
大変贅沢なスペシャルBFOである

今回は周波数カウンタも取付けてあるので、受信周波数は直読となる
7MHzで受信出来る局を探し同調を取る
BFOの注入レベルとピッチ(周波数)を聞き取れる点に調整する
これで、とりあえずはSSBの復調には成功したのであった

但し、以下の点で通信用受信機としては実用性に難がある
①選択度
②局部発振の発振周波数安定度
③選局の困難
④イメージ受信

このラジオでどのように遊ぶか、また色々と妄想をしてみたい

 

BFO の実験 ホームセンタラジオ で SSBの受信 実験

AudioComm RAD-S512N でSSBを受信してみた

普段寝室に置いてある非常時受信用のラジオである
たまたま本日朝の5時過ぎに地震があったので朝に使用後そのまま机の上に置きっぱなしになっていた
ふっとこのラジオでSSBが受信出来ないかと妄想を抱いたのである
2千円と言えども、私ごときでは内部には手を入れ様が無いので外部からBFOの注入を実験してみた

とりあえずのSSB復調の実験である

とりあえず、聞き取れる位には復調は出来るようである

復調にあたって、BFOには手持ちのRC発信器を使ってみた

IMGP5757

発振周波数は455KHz付近で発振させて、ラジオのアンテナにクリップで繋いでみる
ラジオの受信音に、ビートが入った所がラジオ中間波周波数の付近なのでRC発振器の周波数を調整する
7MHzで受信出来る局を探し同調を取る

BFOの注入レベルとピッチ(周波数)を聞き取れる点に調整する
これで、とりあえずはSSBの復調は出来るが
再現性に難があるので、あくまでも実験なのである

IMGP5758

<こんな感じでRC発信器と接続する>
このラジオは7MHz帯は聞けるが、その他のハムバンドは微妙である

7.915MHzのAMは近隣にSSB局がいなければ、結構良い感じに受信出来る

ちなみに短波帯の受信範囲は以下の通りである
SW1 3.70 – 4,10MHz
SW2 4.65 – 5.15MHz
SW3 5.90 – 6.40MHz
SW4 6.90 – 7.35MHz
SW5 9.25 – 9.95MHz
SW6 11.55 – 12.05MHz
SW7 13.25 – 13.80MHz
SW8 15.00 – 15.75MHz
SW9 17.50 – 18.00MHz
SW10 21.25 – 21.95MHz

2000円のラジオで、ここまで聞ければ文句は言えないのである

このラジオ弄りの続編はこちら