パワーモジュール 三菱M67728

最近は入手し難いパワーモジュールとなった

430MHz~450MHzまで55W出力、SSB対応のパワーモジュールである
入力は10W程度なので、430MHzのパワーアップには最適なモジュールだったと思う
このパワーモジュールを使用した、リニア基板も販売されていた記憶がある

IMGP6409

<三菱M67728 最近は入手が難しい>

このパワーモジュールは、TS-790S(D)とTM-455Sが使用していたと思う
写真のパワーモジュールはTM-455Sから外した破損品である

パワーモジュールを破損する原因は色々と考えられるのであるが、少しの操作ミスでは壊れないようにメーカでは出来る限りフェールセーフを入れている
但し、想定外の使い方についてはその限りではないと思う

M67728のデータシートを見ると60W程度は出ると思われ(電源電圧によっては70W程度も可能かも知れない)
このTM-455Sも出力抑制の調整が、ALCとSWR保護がMAX状態になっていた
この状態で、送信時にアンテナの不整合などが発生した場合は、破損の可能性は高い (ALC無視なのでピーク時の歪等々もあったと思う)

数年前にパワーモジュール破損のTM-455Sを入手し、当初はM67728をパイパスして使用していた
(バイパスすると10W程度の出力は可能)

IMGP6410

<TM-455S 430モノバンド・オールモード機 現代のマシンである>

その後、運良くオークションでM67728を入手し換装して現在使用している、調整はメーカ指示値でALCとSWR保護を設定し出力は約35Wである

入手し難いパワーモジュールなので、TS-790S(D)とTM-455Sをお持ちの方は優しく使って欲しい
出力抑制の解除調整は避けた方が良いと思う

TM-455Sはとても良い機械なので、大切に使って行きたい