FT-101E その2 OptionのYC-601

YC-601B

YC-601B

かのFT-101シリーズ用の周波数カウンタ(周波数表示装置)である
(表示桁数は6桁で、1.5MHz~29.9999MHzまで100Hz単位で表示が可能)
YC-601Bは親機(FT-101)のVFO出力の周波数を計測して、各バンド毎にMHz帯の2桁表示をバンドSWで選択することで、オフセット周波数を見かけ上の演算を行い表示する
FT-101内蔵VFOの発振周波数は9.2MHz~8.7MHzの500KHzでありこの周波数を計測する
(注:ノイズ対策ため内部で13.5MHzor14.0MHzに変換して計測している)
YC-601Bの右側のバンドSWでMHz帯の2桁を選択して直読周波数としている

これを通常の周波数カウンタで表示するためには、オフセットの演算が必要である
7.1MHzの表示については以下の計算となる
VFOの発振周波数 9.1MHz
オフセットベースの周波数 16.2MHz
表示周波数=16.2MHz – 9.1MHz = 7.1MHz

往年の銘器であるFT-101も周波数が直読出来れば、現代でも活躍の場は拡がりそうではある
たまにYC-601がオークションに出品されているが、コレクションアイテム価格なのは残念である

 

PICのソフトウェア開発環境

PICのソフトウェア開発環境は、Microchip社から無料で提供されている
MPLABXを使用するのが一般的かと思う

MPLABX
この開発環境は、エディターからアセンブラ・リンカ・シュミレータ(デバッガ)を含んだ統合環境である。
特に、素晴らしいと感じるのはPICのシュミレータである
このシュミレータは、PIC自体が無くても、PICのプラグラムを走らせる事が出来る
PICの動作については、このシュミレータで検証する事ができる
また、このシュミレータはC言語やアセンプラで使用している、変数や各ラベルに対応しているので、デバッグも効率的であり、各IOピンの状態も画面でウォッチ出来る
只、開発環境自体の機能が豊富であるがゆえに、慣れるまで操作には戸惑う事があるかも知れない
これについては’習うより慣れろ’で操作を覚えるしかない

更にPICKIT3を使う事で、PIC自体へのプログラム書込と、回路に組み込んだ状態でのデバッグが可能となる
(回路に組み込んだ状態での、プログラム書込とデバッグについては、ISCPと呼ばれる回路での仕組みが必要)
PICKITについては数千円で入手出来るし、文献や情報も沢山あるので、PICでプログラミングを検討している方は入手すべきアイテムである

何らかのシステムに組込んで使用する、マイクロコントローラではデバッグが特に肝となる
場合によっては、回路そのものの動作チェックまで、マイクロコントローラでプログラムする可能性もある
目的のソフトを作成する前に、システムで使用する各要素のデバッグを完了させないと、少しコードサイズが大きくなって来ると、混乱してしまう事もある

マイクロコントローラを選定する要素としてデバッグの効率性は重要なポイントである
それなり投資が出来る人(会社)は、ICE(in-circuit emulator)の利用やメーカサポートが重要であるが
少額で、評価や開発を行いたい人には、MPLABXは魅力的である

FT-101E その1

FT-101E

アマチュア無線機ではメジャーな機種である

写真の機械は1977年頃の製造だと思われるが、40年経った今でも動作しているは立派である

モード切替やバンド切替のロータリSWの多少のガリについては、40年以上前の工業製品であり、致し方無いと思う

この頃の無線機で送信する場合は、バンド毎にチューニングが必要であり、現在のボタン一発の機械からすると面倒である

ヒータSWを入れて、アンテナをダミーロードに切り替え、所定の調整作業を行う

送信管のIPを確認しながら、PreSelecter,PLATE,LOADを最良値に追い込む

なんとも、アナログな儀式ではあるが、その儀式の意味はとても大切な事であった

それらの意味を現在で噛みしめながら儀式を行う事も、今となっては贅沢な遊びなのかもしれない。

偶々の個体かもしれないが、このFT-101EのVFOは比較的安定している 電源投入後30分以降の周波数変動は数Hz/h程度の安定度である

これも当時の凄い技術だと思う。

10Hz単位のアナログダイアルでの運用は、やっぱり最新の機械で周波数直読が便利ではあるが、昔のVFO操作感も触って楽しいものである

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OCXOの校正 その1

恒温槽の中に、発振回路を入れて外部温度での発振周波数の変動を少なくしたものである
精度は一般的に0.1ppm以上

私は周波数を計測する時は、周波数カウンタの基準信号と基準信号の確認用として2個のOCXOを用いている
(GPSの10MHz基準信号で0.01ppm以下に2つのOCXOを較正(校正)したもの)

一つは周波数カウンタの基準信号に入力し、もう一つをその基準信号で計測するのである
計測した値で、0.1Hz以下の差であれば、一旦その周波数基準は正しいと判断して
その基準信号信号を用いて計測した結果は、概ね0.1ppm以下の精度で計測されていると思う

本来であれば、GPSでの基準信号か、ルビジューム等の基準信号が望ましい
これらであれば精度は0.0001ppm以上を確保出来る、その内GPSの基準信号を入手したいと思う

10MHzで+1ppmズレがあれば+10Hzであり、100MHzで+1ppmズレがあれば+100Hzである、1GHzで+1ppmズレがあれば+1KHzである
従って1GHz付近の周波数計測では、10Hz単位の計測でも0.01ppmの精度が要求されるため、基準信号の精度は非常に大切である

なお、OCXOはその構造上、常に通電している事が望ましい
私は経済的な理由で常に通電は出来ないため、OCXOを用いる時には2時間以上の通電してから利用している

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(写真は5MHzのOCXOを逓倍して10MHzとして使用しているもの)

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懐かしのグリットデップメータ 

primitive

原始的と言う意味らしい

現役のプログラマだった頃は、一般的なアルゴリズムとかコードの事を指してこの言葉を使った覚えがあるのであった

さて、写真は私が現在現役で使っている、便利なツールである’グリットディップメータ’である

これを使うと何が便利かと言うと、LCの共振回路の周波数がわかるのである(他にも色々と使い方はあるが..)

‘グリットディップメータ’は発振器であり、発振のL(コイルの事です)を差替える事で広い周波数帯(この機械は1.5MHz~150MHz)に対応する

発振のC分(コンデンサの事です)は内蔵のバリコンで容量を変化し周波数を調整し、バリコンにはダイアルが取り付けられて、発振している周波数が読み取れる

メータは、DIP点といわれる被測定物の共振回路が共振点の確認に用いる(被測定物の共振点に近づくとメータ指示がピクっと下がる)

デップ点を測る

現在ではLC共振回路の設計はGHz帯域がメインとなり、その設計検証についてはネットワークアナライザ等が使用されて精密な測定がされているため、仕事で使っている人は少ないと思われる。

50MHz帯以下のちょっとした実験にはディップメータは大変便利である。

共振回路で遊んでみたい方は、是非探してみて頂きたい

HAM BAND DIP METER つづき

 

 

 

 

時代の変化

 

その昔、何らかの処理をコンピュータで動かすには、大変な作業が必要であった

CPUからのアドレスバスにデコーダを繋ぎ、指定したアドレスにラッチ回路を入れ

それらのハードウェアをデバッグしつつ、ソフトウェアを書いて行くって感じで、CPUを含んだ基板を設計するだけでも、手間がかかったのである

現在であれば、PICに代表されるマイクロコントローラがあれば、簡単に実現出来る

それもクロック精度が重要でなければ、クロックは発振器が内蔵され、プログラムを流して電源を投入するだけで動作してしまう

テクノロジーの恩恵は享受しなければ損である、仕事であれ趣味であれ、やりたい事が低コストで実現出来るのであれば、色々とチャレンジしてみたい

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(この写真は8pin 12F675 古めのチップであるが 1024Wordのプログラムエリアで64Byteのメモリ、4CHのA/D変換器と2つのタイマーを持つ)