アマチュア局の集計をしてみた

2015年9月26日現在の無線局等情報検索データから集計したものである

日本全国でアマチュア無線局の総数は435,751局である
推移のデータは以下の通りで、2014年度末で435,581局となっており、今年は少し増加している

以下のデータは総務省情報通信統計の数値である

推移

<アマチュア局の減少に歯止は出来るのであろうか>

従事者免許付与累計は2014度末でアマチュアの従免付与総数は3,403,868件である
ただこのデータは現在までの付与累計であり有効免許数ではない
実際の有効免許数はわからないが、鬼籍に入った方々を1割とすると306万人位であろうか

免許割合は、1アマ 0.9%  2アマ 2.3%  3アマ 6.7% 4アマ 90.1%となっている

データとして公表されていないが、9/26現在の局数が43万5千局であり、従免の有効数を306万とすると、従免保持者の約14%が開局をしてる計算となる
実際は、社団局や一人で複数局開設の場合があり、従免保持者の開局率は14%以下となろう

各バンド毎の免許局数をグラフとしたのか下記の図である

バンド毎

<現在もメインストリームは2mと70Cmである>

免許されているバンドで一番多いのが、145MHzであり全アマ局の約94%が免許されている
<その割に空いていると感じるのは、我が家の設備と場所が悪いのであろう>
次に435MHzであり、全アマ局の約93%が免許されている

3.5MHz,7MHz,21MHz,28MHz,50MHzのバンドは全アマ局の約50%が免許されている
14MHzは約13%、18MHzは約20%となっている

所轄総合通信局別に局数の割合を円グラフが以下の図である

地域<当然1.2.3エリアが多い>

地域の人口と比較はしていないが、人口比率に対応とすると思われる

昔と違って移動体通信が発達した現在では、連絡用途にアマチュア無線を使用することは減少しているのであろう

 

余談ではあるが携帯電話では音声同報発信が出来ないので、現代でも複数の自動車間で連絡しあう場合は便利である
その利便性で、大型自動車の運転を生業とする方々がアマチュアバンドを使用している
特に二輪車の場合は、運転中に携帯電話で複数人と連絡を取り合うのは至難の業であり危険でもある
しかし、二輪車で複数人で連絡が取れればこの上無く便利ではある
ここに目を付けたのがFTM-10Sであろう
従免保持者が約300万人中かつリターンライダー層の数を推測して、ソロバンを弾いたのであろう
とても良いマーケティングだと思う、私も余裕が有れば欲しい機種ではある、しかし遊び相手が従免を持っていないので購入には至っていない
435MHz出力7Wもバイク間の通信であれば必要十分である

アマチュアの従事者免許は実は凄い免許なのである
アマチュアバンド内であれば、自分で送信機を設計・製作することが認められており、しかるべき手続きで申請すればその送信機を運用が可能である
これはアマチュアだけに許されている特権である
今現在アマチュア局を開設している理由は様々であろう、けれど携帯電話用途での利用者が少なくなった今こそ、個人の技術的興味で色々と楽しめると思うのである