直読型周波数カウンタの制作 要素開発編3

3つ目の要素開発は、クロックに水晶発振子または水晶発振器を使用した場合の、周波数ズレの対策である

水晶発振子を使用した場合は、数10PPM程度の周波数誤差が想定され、水晶振動子にコイルとトリマコンデンサを接続して調整しても調整しきれない場合もある
クロックに校正済のOCXOが使えれば、測定精度は著しく向上するがコストの問題で非現実的である、安価なTCXOでも良いが、簡単に入手可能な20MHzのモノが見当たらないし、組立時に発振周波数の確認と較正は必要である

IMGP5672

<写真は今回使用する、水晶発振子 SG-636-20MHz>

機材の中に組込むのであれば、特に送信時などはあっと言う間に、周囲温度は上昇するため、温度補償は必須である

 

要素開発編4へ続く

投稿者:

miniDATA

その昔PCのBIOS・デバイスドライバ等の開発と機器のファームウェア開発に従事した元技術者(主にアセンブラ)  なぜか、昔のモノが大好きで昭和時代のクルマやバイクに惹かれてしまい懐古趣味全開になりつつある自分が、怖いと感じている 

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